開業や機器の買い替えでは、中古医療機器を上手に活用すると初期費用を大きく抑えられます。中古で狙える機器と避けたい機器、状態の見極め方、保守やサポートの確認、購入資金の考え方までをわかりやすく解説します。
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賞与や納税が重なる月。医療機器や電子カルテの更新。建物の改修や移転。 開業した直後や、事業を承継した直後も、支出が先に出ていきます。 クリニックから三百床規模の病院まで、診療科を問わずご相談いただけます。 必要な月に、必要な月数だけ。使い続ける必要はありません。
この記事でわかること
- 中古医療機器で費用を抑えやすい機器と、慎重に選びたい機器の違い
- 中古機器を買うときに必ず確認したい状態・保守・サポートのポイント
- 中古を活用しても資金繰りを圧迫しないための購入資金の考え方
医療機関の開業や機器の入れ替えでは、設備投資が資金計画の大きな部分を占めます。新品にこだわると初期費用がふくらみ、開業直後の運転資金を圧迫しかねません。
そこで有効なのが、中古医療機器の活用です。状態のよい中古機器を適正な価格で選べば、同じ予算でより充実した設備をそろえたり、手元資金を厚く残したりできます。
この記事では、中古医療機器を賢く買うための考え方と、失敗しないための実務ポイントを整理します。
中古で狙いやすい機器と、慎重に選びたい機器
中古医療機器は、どんな機器でも同じように向いているわけではありません。機器の性質によって、中古の相性は変わります。
中古で狙いやすい機器
- 技術の進歩が比較的ゆるやかで、基本性能が長く通用する機器(診察台、処置台、無影灯、オートクレーブ、一般的な超音波診断装置など)
- 需要が安定していて、中古市場に一定の流通量がある機器
- 消耗部品を交換すれば長く使える機器
慎重に選びたい機器
- 世代交代が早く、旧機種だと保守部品が手に入りにくくなる機器
- ソフトウェアの更新やメーカーサポートが前提となる機器(一部の画像診断装置など)
- 使用回数や消耗の度合いが価格に大きく影響する機器
かんたんに言うと、「長く同じ使い方をする定番機器」は中古と相性がよく、「最新の性能や継続的なサポートが重要な機器」は新品や保証の手厚い中古を選ぶ、という考え方が基本になります。
中古機器を買うときに確認したい5つのポイント
同じ中古機器でも、確認を怠ると「安物買い」になりかねません。購入前に次の点を押さえておくと安心です。
- 動作状態と点検履歴:稼働可能か、要整備か、部品取り前提かを明確にする。保守記録や点検履歴があれば、状態を客観的に判断しやすくなります。
- 付属品の有無:プローブ、ケーブル、専用の消耗品、取扱説明書などがそろっているか。後から個別に買いそろえると割高になります。
- 保守・サポートの可否:メーカーや保守業者が、その機種・年式に対応しているか。保守が受けられないと、故障時に使えなくなるリスクがあります。
- 設置・搬入の条件:電源容量、給排水、床の耐荷重、搬入経路など。大型機器は設置環境が合わないと使えません。
- 薬機法上の取り扱い:医療機器は薬機法(医薬品医療機器等法)の規制対象です。中古機器の販売・流通には届出や記録が必要な場合があるため、販売元が適正な事業者かを確認しておくと安全です。
どこで買うか:中古医療機器の入手先
中古医療機器の主な入手先には、それぞれ特徴があります。
- 中古販売業者からの購入:在庫の中から選ぶ形で、整備済み・保証付きの機器を扱う業者もあります。手軽な反面、選べる機種は業者の在庫次第です。
- 専門マーケットプレイス・オークションの活用:複数の売り手が出品する場から選べるため、機種や状態の選択肢が広がります。医療機器に特化した中古売買プラットフォーム(同グループの「メディオク」 https://medioc.net/ など)では、オークション形式や定額販売で、条件に合う機器を探せます。買いたい条件を登録して提案を受けられる仕組みもあります。
- 知り合いの医療機関からの譲り受け:閉院や買い替えのタイミングで直接譲り受ける方法です。信頼できる相手なら安心ですが、保守やアフターの取り決めは明確にしておく必要があります。
複数の入手先を比較し、機器の情報がそろっているものを選ぶことが、納得のいく買い物につながります。
中古を活用しても、資金繰りを圧迫しないために
中古機器で初期費用を抑えられても、開業直後や買い替え直後は何かと支出が重なります。ここで手元資金を使い切ってしまうと、日々の運転資金が細くなります。
とくに保険診療を中心とする医療機関では、診療を行ってから診療報酬が実際に入金されるまで、約2ヶ月のタイムラグがあります。機器の購入で資金を使ったあと、この入金までの空白が資金繰りを苦しくする原因になりがちです。
対策としては、設備資金と運転資金を分けて考えることが基本です。機器の購入費用は自己資金や設備資金の借入でまかない、日々の運転資金は別枠で確保しておきます。
運転資金の確保には、確定した診療報酬債権を早期に資金化する方法もあります。当社の診療報酬債権の買取は、まだ入金されていない保険請求分を最短3営業日で資金化するもので、借入ではなく債権の売買契約です。決算書上の借入金を増やさずに、入金までの空白を埋められます。
中古活用と資金設計の全体像
中古医療機器の活用は、初期費用を抑える有効な手段です。ただし、それ単独ではなく、資金全体の設計とセットで考えると効果が高まります。
- 設備は中古を上手に使い、初期費用を圧縮する
- 大型の設備資金は、返済期間の長い借入で組む
- 日々の運転資金は、診療報酬債権の早期資金化なども使い、入金の空白を埋める
この3つを組み合わせることで、「充実した設備」と「厚い手元資金」を両立しやすくなります。ご自身の資金計画については資金調達シミュレーターで受取額の目安を試算のうえ、お問い合わせからご相談ください。ご相談・お見積りは無料です(ご利用には審査があります)。
よくある質問
Q. 中古の医療機器でも保険診療に使えますか。
A. 機器が薬機法上の基準を満たし、必要な保守が行われていれば、保険診療に使用できます。ただし施設基準で特定の機器要件が定められている場合は、その要件を満たすかどうかの確認が必要です。詳しくは機器の販売元や地方厚生局にご確認ください。
Q. 中古機器を買うときの費用にも、診療報酬債権の買取は使えますか。
A. 診療報酬債権の売却で得た資金は使途の制限がないため、機器の購入費用にもご利用いただけます。ただし当社の買取は保険請求額の最大6ヶ月分が上限のため、大型機器の全額を一括でまかなうものではありません。設備資金は借入、運転資金は債権の早期化、と分けるのが基本です。
Q. 中古機器は保証が付きますか。
A. 販売元によって異なります。整備済み・保証付きで販売する業者もあれば、現状渡しのマーケットプレイス取引もあります。保証やアフターサポートの有無は、購入前に必ず確認してください。
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