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医療機器の入替や電子カルテ導入の資金をどう作る?借入を増やさない方法

CTや超音波診断装置の入替、電子カルテの導入にはまとまった資金が必要です。リース・銀行融資・補助金・診療報酬債権の売却の4つの方法を比べ、借入枠を温存しながら資金を作る考え方を解説します。

活用シーン監修:Central Medience Payments 編集部
医療機器の入替や電子カルテ導入の資金をどう作る?借入を増やさない方法

CTや超音波診断装置の入替、電子カルテの導入にはまとまった資金が必要です。リース・銀行融資・補助金・診療報酬債権の売却の4つの方法を比べ、借入枠を温存しながら資金を作る考え方を解説します。

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賞与や納税が重なる月。医療機器や電子カルテの更新。建物の改修や移転。 開業した直後や、事業を承継した直後も、支出が先に出ていきます。 クリニックから三百床規模の病院まで、診療科を問わずご相談いただけます。 必要な月に、必要な月数だけ。使い続ける必要はありません。

「超音波の機械がそろそろ限界」「電子カルテを入れ替えたい」。医療機器や電子カルテの更新は、数百万円から数千万円のまとまったお金が必要です。この記事では、借入を増やさずに設備投資の資金を作る考え方と、診療報酬債権の売却という選択肢を、やさしく整理します。

この記事でわかること

  • 設備投資の資金を作る4つの方法(リース・銀行融資・補助金・診療報酬債権の売却)の違い
  • 「借入枠を温存する」とはどういうことか、なぜ大事なのか
  • 診療報酬債権を売却して設備資金を作るときの計算例と注意点

医療機器は、ある日突然こわれます。修理部品の供給が終わっていれば、入替しか選べません。電子カルテも、サポート期限や制度対応の節目で更新を迫られることがあります。つまり設備投資は「今すぐ必要」になりやすいお金です。手元資金だけで払ってしまうと、毎月の給与や仕入れに使うお金(運転資金)が急に細くなります。設備資金と運転資金は、別々に考えるのが基本です。

資金を作る4つの方法を比べてみる

設備投資の資金の作り方は、大きく4つあります。

方法かんたんに言うと向いている場面気をつけたい点
リース機器を借りて月々払う機器そのものの調達途中解約が難しい。電子カルテの導入費用など「モノ以外」は対象外のことも
銀行融資お金を借りて分割で返す大型・長期の投資審査に時間がかかる。借入枠が減る。担保・保証人を求められることがある
補助金・助成金国や自治体がお金の一部を出す条件に合う投資後払いが多く、先にお金が必要。採択されるとは限らない
診療報酬債権の売却将来入る診療報酬を先に受け取る1〜数ヶ月以内に必要な資金手数料がかかる。審査がある。入金予定の診療報酬が先に使われる

どれが正解ということはなく、「いつまでに」「いくら」「何のために」で組み合わせるのが現実的です。

「借入枠を温存する」とはどういうことか

銀行から借りられる金額には、その医療機関ごとの上限(借入枠)があります。かんたんに言うと「銀行が安心して貸せる金額のワク」です。

設備投資のたびに借入を重ねると、このワクが減ります。そして、本当に大きなお金が必要になったとき(建物の改修、分院の開設、事業承継など)に、借りられる余地が残っていない、ということが起こります。

だからこそ、数百万円〜数千万円の「中くらいの資金」は、できれば借入以外の方法でまかない、借入枠は大きな投資のために取っておく、という考え方があります。これが「借入枠の温存」です。

診療報酬債権の売却は借入ではなく「売買」なので、借入枠を使いません。貸借対照表の上でも負債にはならず、債権の売却として処理されます。銀行融資との違いはサービス・仕組みのページでくわしく説明しています。

診療報酬債権の売却で設備資金を作る仕組み

診療報酬債権とは、かんたんに言うと「支払基金や国保連から診療報酬を受け取る権利」です。診療した月の翌月10日までにレセプト(請求書)を出し、翌々月20日前後に入金されます(支払基金の場合。国保連は都道府県により概ね20日〜月末)。

この「2ヶ月先に入る予定のお金」を、手数料を差し引いて先に受け取るのが診療報酬債権の売却(診療報酬ファクタリング)です。

設備投資で役立つポイントは、当社の場合、保険請求額の最大6ヶ月分まで売却できることです。請求済みの直近分に加えて、これから発生する分(将来債権)も含めて対象にできるため、1ヶ月分では届かない「まとまった資金」を作ることができます。将来分の掛け目は月が先になるほど段階的に設定し、個別にご提示します。

条件のおさらいです。

  • 手数料: 3%〜(買取額・月数・請求実績などにより変動。お見積りで事前に明示)
  • 掛け目(前払いの割合): 90%程度。残りは基金・国保連の入金後に精算
  • 入金: ご契約後最短3営業日(初回は審査・通知手続きのため時間をいただく場合あり)
  • 償還請求権なし(ノンリコース)、買戻し義務なし、担保・保証人不要
  • 当社は貸金業者ではなく、本サービスは債権の売買契約です。審査があります

参考事例

※想定事例です。実在の医療機関の事例ではありません。

B整形外科クリニック(医療法人・想定)の場合

背景: 10年使った超音波診断装置の故障が増え、メーカーから部品供給終了の連絡がありました。同じ時期に、電子カルテの更新も控えていました。合計の見積りは約1,800万円。手元の預金で払えなくはないものの、払うと運転資金が1ヶ月分を切ってしまう状況でした。銀行には改修工事のための借入枠を残しておきたい、という考えもありました。

やったこと: 月の保険請求額は約1,000万円。電子カルテの導入費用はリースの対象外だったため、超音波装置はリース、電子カルテ導入費と移行作業の費用(約600万円)は診療報酬債権の売却でまかなう方針にしました。余裕をみて直近2ヶ月分(2,000万円分)を売却することにし、理事会で決議のうえ、支払基金・国保連への債権譲渡通知を行いました。

数字(掛け目90%・手数料3%と仮定):

  • 買取債権額: 1,000万円 × 2ヶ月分 = 2,000万円
  • 前払い: 2,000万円 × 90% = 1,800万円(ご契約後、最短3営業日)
  • 買取手数料: 2,000万円 × 3% = 60万円(消費税非課税)
  • 残金: 2,000万円 − 1,800万円 − 60万円 = 140万円(各月の基金・国保連入金後に順次精算)
  • 受取合計: 1,800万円 + 140万円 = 1,940万円

結果: 電子カルテの導入費用を前払い金から支払い、残りは運転資金の上乗せとして手元に残しました。借入枠は使わずに済み、翌年の院内改修の際に銀行と相談する余地を残せました。2ヶ月分を売却したため、その2ヶ月の診療報酬は当社に入金され、残金精算で受け取る形になります。この点を事前に資金繰り表に書き込んでおいたので、後の月に慌てることはありませんでした。

※ 上記は理解を助けるためのモデルケース(想定事例)であり、実在の医療機関の事例ではありません。掛け目・手数料・日数は目安で、実際は審査により個別に決定します。

使うときに確認したい3つのこと

1. 「借入を増やさない」と「コストがかからない」は別

診療報酬債権の売却は借入枠を使いませんが、手数料というコストはかかります。1回の買取ごとに買取債権額に対する率で計算しますので、「○%」が何に対する率かを見積りで確認してください。料金の見方はご利用条件・手数料にまとめています。

2. 売却した月の診療報酬は「先に受け取った」状態になる

売却した分の診療報酬は、入金日に当社へ支払われ、残金が精算されます。その月の通常の入金は減るので、翌月以降の資金繰り表に反映しておきましょう。

3. 医療法人は議事録が必要な場合がある

医療法人は、定款や規模に応じて理事会(場合により社員総会)の議事録をお願いすることがあります。設備投資は理事会で議論することも多いので、あわせて準備しておくとスムーズです。

まとめ

医療機器の入替や電子カルテの導入は、急に必要になりやすい「中くらいの資金」です。リース・銀行融資・補助金・診療報酬債権の売却には、それぞれ得意な場面があります。借入枠を大きな投資のために温存したいときは、診療報酬債権の売却でまとまった資金を作る方法が選択肢になります。「いつまでに・いくら・何のために」を整理し、組み合わせて使うのがコツです。医療法人の場合は、定款や規模に応じて理事会(場合により社員総会)の議事録が必要になることがあるため、機器の納期から逆算して1ヶ月ほど余裕をみておくと安心です。

よくある質問

Q. 設備投資の資金として、何ヶ月分まで売却できますか?
A. 当社では保険請求額の最大6ヶ月分までご相談いただけます。請求済みの分に加え、今後発生する分も対象にできます。ただし審査があり、月数や掛け目は請求実績などをもとに個別に決まります。

Q. リースや銀行融資と同時に使えますか?
A. はい、併用できます。機器本体はリース、導入費用や移行費用は診療報酬債権の売却、長期の大型投資は銀行融資、というように役割分担をする医療機関が多いです。どの組み合わせがよいかはお問い合わせからご相談ください。

Q. 補助金の入金を待つ間のつなぎとして使えますか?
A. はい、使い方の一つです。補助金は後払いが多く、先に支払いが必要になるため、その間の資金を診療報酬債権の売却でまかなうケースがあります。補助金が入ったあとは、通常の入金サイクルに戻して構いません。

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無料相談・お見積りシミュレーターお電話(平日 10:00-18:00)03-5544-9120サービス資料(PDF)
Central Medience Payments 編集部株式会社Central Medience(医療経営支援グループ)のファイナンス事業部が、医療機関の資金繰り・診療報酬債権の実務について解説しています。記事内容は公開時点の一般的な情報であり、個別の税務・法務判断は専門家にご確認ください。
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